オープン系システムの印刷環境の構築・スプール管理なら、EPSを活用しよう。
基幹システムの更改にともなう「印刷環境」の見直し
基幹システムを導入している企業は、事業の変革や拡大などによってそのシステムの更改を必要とすることがあるだろう。そしてその場合、そこに付随する「印刷環境」も新たな基幹システムに合わせた見直しが必要となる。
目次
印刷環境の見直しが必要となるのは?
印刷環境の見直しが必要となる状況としては、主に以下の2パターンが考えられる。
1. 基幹システムを「ホスト系システム」→「オープン系システム」へ切り替えるとき
昨今では「レガシーシステム」とも呼ばれるホスト系システム。
安定性や堅牢性の高いものとしてこれまでも多くの企業が基幹システムに採用してきた一方、高額なメンテナンスコストや柔軟性の低さ、保守サービスの縮小化などによって、継続利用を望む企業も少なくなってきている。
一方、オープン系システムは、さまざまなベンダーの製品の組み合わせを可能にする高い柔軟性や拡張性、さらには低コストといったメリットがあり、クラウド化がますます進む近年では、ホスト系システムから切り替える企業が増加傾向に。
このように、基幹システムを“オープン化”する際には、印刷環境の見直しも必要となる。
2. オープン化されている基幹システム内の一部を刷新するとき
すでに基幹システムはオープン化されているものの、生産管理や物流、会計管理といった、基幹システム内の一部のシステムを刷新することもあるだろう。
こうしたオープン系システム内における部分的な更改にともない、印刷環境の見直しが必要となる場合がある。
印刷環境の見直しにおける課題
次に、このような印刷環境の見直しにおける課題点を挙げてみよう。
まず、上記1.のパターンでは、当然ながらホスト系システムでできていたことをオープン系システムでも実現させなければならない。
そのためには
- 帳票デザインの再設計ができる設計機能
- 大量かつスピーディーな印刷、拠点ごとの分散印刷を実現する印刷機能
- 印刷情報をためるスプール機能
といったあらゆる機能の実装が必要となるが、ここでネックとなるのが、ホスト系システムの複雑性だ。こうしたレガシーシステムは、本来備わっている印刷機能の仕組みが非常に複雑、かつオープン系システムとはまったく異なるため、その実装は容易にできるものではない。それでもどうにか実装を、と自社開発に臨む企業もあるが、その開発コストも膨大なものになることもめずらしくないのだ。
また上記2.のパターンにおいても、デフォルトの部分で従前機能を満たすことができればそれが望ましいが、必ずしもそれが叶うわけではない。そこで自社開発や新規システムの導入で実現を図るも、やはりそこにかかるコストは大きな問題となる。
つまり、印刷環境の見直しにおいては
- それまで実現できていたことが継続できる環境を作ること
- その環境を低コストで構築すること
この2点をクリアにして、はじめて理想的な形が実現するのである。
理想的な印刷環境を叶える「CROWNIX EPS」
CROWNIX EPSは、基幹業務帳票の印刷にあたり大量印刷ジョブの帳票データの取り込みから生成、出力管理までを、ハイパフォーマンスかつ高い安定性で運用する帳票出力基盤。さらにその導入コストは300万円*1~と、同等機能を持つ一般製品よりも4割以上のコストカットが望める。
まさに、企業が求める理想的な印刷環境を叶えるソフトウエアなのだ。
*1 買い取り契約の永続利用ライセンス料
CROWNIX EPSでできること
1. 帳票デザイン
レポートのテンプレートを開発・設計する「CROWNIX Designer」と組み合わせることで、自在にデザインを設計。
2. 拠点分散印刷
大量印刷を行う際の夜間実行指示や、遠隔地となる支社や支店にあるプリンタへの出力指示なども一元的に管理。
3. スプール管理
大量印刷ジョブの取り込みを行い、ボリュームに基づく自動振り分け・並列処理をすることで、大量の帳票を効率よく短時間で出力。
4. ユーザー認証による権限管理
出力帳票の閲覧や保管、再印刷は権限ごとに管理しセキュリティ面を担保。管理画面ではファイルアクセスの履歴管理も可能。
5. プル型印刷
リモートエージェントモジュールによって、パソコンからEPSへ自動的にアクセスし印刷する「プル型印刷」が実行可能。
6. 電子ファイル出力
出力先ディレクトリ、保管先ファイルサーバーなどを指定できる機能を提供。
7. PDFファイルの大量生成
テンプレートにデータを差し替えることで、大量のPDFを生成。請求書や明細書など、一部ずつ内容の異なるPDFファイルの生成にも対応。
基幹システムの印刷環境刷新にCROWNIXを利用
CROWNIXにより業務効率化を実現した事例
以下では、基幹システムとCROWNIXを連携したことで、拠点ごとの大量印刷や帳票設計などが大幅に効率化した例を挙げよう。