導入事例 - 株式会社 帝国ホテル 様 -
営業部門で使用していたBIツールをCROWNIX Report Designerに切り替え
帝国ホテル様はBIツールからCROWNIX Designerへの入れ替えをわずか1ヶ月で完了。年間費用を大幅に削減するとともに、定形レポートを簡単に出力できるようになりました。
宿泊・サービス業
- 高機能で高額なBIツールをデータ抽出のみに使っていた。
- 最終的なレポートに仕上げるには、Excelでの加工が必要だった。
- 習得に時間がかかり使いこなせる人が限られていた。
- 必要な機能だけに絞り込み、保守費用を大幅に削減できた。
- 手作業の煩わしさや値の整合性・計算エラーの心配から解放された。
- システムの知識がなくても簡単にレポートが作れるようになった。
- BIツールの年間費用分でCROWNIXの導入費用が賄える
- BIツールのレポートはすべてCROWNIXに移行が可能
- システムの知識がなくてもレポート設計が可能
まずは月次レポート10種のマイグレーションを実現
株式会社帝国ホテル様の営業部門では、早い時点から独自に営業分析を行われており、情報システム部門からCSVで提供されるホストデータをOracleに蓄積し、そこからBIツールとExcelを使って月次レポートを作成されていました。レポートの内容は事業の主軸となる宿泊と宴会の売上分析で、数種の切り口から見た定型レポートが約10種類ありました。
「BIツールを導入することにより、売上分析ができるようになったことは画期的でしたが、BIツールではデータの抜き出しのみで、最終レポートはExcelでの編集が必要でした。BIの構築時には長年付き合いのあったベンダーにお世話になりましたし、修得のため集中した時間が必要だったので自身でも頑張ったと思います。」社内初のBIツールによるレポート開発に取り組まれた、営業部 販売企画課 副支配人 石川氏は当時を振り返ってこう語ります。「一旦欲しいレポートができてしまうと、それを定型的に出力するだけで、改良や追加は行わなかったので、今思えば、特にBIツールである必要性はなかったのかも知れないですね。」実際、初期のレポートを開発された後、約10年間は追加や改良は行われなかったそうです。もっとも、当時営業部内で唯一BIツールを使いこなせた石川氏が他の部署に異動となってしまったためという理由もあったようです。
あまり活躍してこなかったとは言え、せっかく導入した高機能なBIツールを、敢えてCROWNIX Report Designer(以下CROWNIX)に切り替えたきっかけは、BIツールの決して安くはない保守費用でした。ベンダーの調査報告によって過去BIツールで開発したレポートはすべてCROWNIXに移行可能という裏付けも得られたため、思い切って移行を決断。ほとんどが定型レポートと言うこともあり、CROWNIX導入からわずか1か月後にはマイグレーションも完了。スムーズな移行に成功しました。
CROWNIX Report Designerの価格と軽さが魅力
「何と言っても魅力だったのは、それまで使っていたBIツールの年間保守費用分だけでCROWNIXの導入費用が賄えたことです。また、CROWNIXの場合はBIツールと違い、DWHなど事前の難しい構築作業も不要だったため、すぐに情報系DBのテーブルからどんどんレポートを作り始められるという手軽さが良かったですね。」と話す石川氏。
その後、石川氏の後を引き継がれた 営業部 販売企画課マネージャー 塙氏も、「簡単なレポートであれば、システムの知識や言語は不要なので、すぐ作って試せます。CROWNIXのレポートは、フォームを定義し定型化して実行するため、Excelのようにその場で入力計算したり、計算式の変更をしたりはできませんが、代わりに手作業の煩わしさや値の整合性・計算エラーなどの心配から解放されます。」と評価して下さいました。
▲ 帝国ホテル様におけるCROWNIX 活用例
Excelでの手作業をいかに自動化するかが課題
BIツールを使っていた際に解決できず、CROWNIXに置き換えた現在も、まだ未対応で残っている課題が大きく2つあるそうです。一つはデータベース化されずExcelで管理しているいくつかのデータ群を取り込まないと作れないレポートがあること、もう一つは、現場に確認と修正を行ってもらわないと最終確定できない実績レポートがあることです。それらは今でも手作業で作成するため、トータル5時間程度の作業が必要になっています。これら一連の作業を主担当として担われている塙氏は、「データベースへの反映処理など一部作り込みは必要なものの、チェックリスト含めExcelで編集している残りのレポートも、CROWNIXで作成することは可能です。それによってさらなる自動化が期待できます。」と話して下さいました。
株式会社帝国ホテル
営業部 販売企画課 塙氏と石川氏
営業全員がリアルタイムで営業分析、いずれはタブレットでも
せっかく分析レポートを作成しても、それを経営者や営業担当者が見たい時に見られないのでは価値は半減してしまいます。常に現状を把握し、速やかに効果的な次のアクションを打ち出さないと、ビジネスチャンスを見逃すことにもなりかねません。今後のCROWNIXの活用法について、塙氏は次のように語って下さいました。「現在、主に月次単位ですが、分析レポートについては、営業部門や経営層でも直接CROWNIXが利用できるようにすることで、ポータルからクリックするだけで見るべき人が見たいレポートをすぐ閲覧できるようにしたいと考えています。さらに、条件検索やドリルダウンといったCROWNIXの参照機能を使って、より詳細なデータを便利に見ることができるようにすれば、利用率も向上できると思っています。また、今後は印刷物やExcelでそれぞれが持っている情報についても、情報漏えいしないようセキュリティの配慮が必要です。そういった意味で、大勢が負担なく情報をセキュアに可視化する基盤として、CROWNIXは使って行けると考えています。今、社内で順次導入が始まっているタブレットからの利用も視野に入れ、今後、製品がより改善されていくことを期待しています。」
株式会社 帝国ホテル 様
- 所在地
- 〒100-8558 東京都千代田区内幸町1-1-1
- TEL
- 03-3504-1111(大代表)
- 設立
- 1890年(明治23年)11月3日
- 資本金
- 1,485百万円