導入事例 - P社(建設コンサルタント) 様 -

使い慣れたEXCELファイルをそのままシステム化。ウェブ上でデータ入力して自動集計を実現しました。

年に2回の事業計画策定時、全国約400以上の組織同士でExcelファイルをメールでやり取りし、膨大なファイルを集計するために物凄い手間がかかっていました。i-MATRIXを導入してから、すべての業務がシステム化、且つ自動化され、大幅な業務効率向上を実現しました。

建設・コンサルティング業

P社(建設コンサルタント)
課題
  • 全国規模の離れた現場からのファイルを纏めて集計する手間と時間が膨大になっていた。
  • ファイルを集めて集計作業をするのでデータの整合性に欠けていた。
  • 蓄積されたデータがファイルベースなので、データの有効活用が難しかった。
導入後
  • 事業計画の精度とスピードが大幅アップされ、迅速な意思決定が可能になった。
  • 事業計画データをデータベースで一元管理でき、分析やシミュレーションなど、データの有効活用ができる。
  • 随時、タイムリーに情報の照会、共有が可能になった。
  • データ集計が完全自動化され、業務効率が大幅向上した。
i-MATRIXを選んだポイント
  • 現行のExcelファイルのフォーマットをそのままウェブ化可能
  • 他のソリューションに比べ開発時間が短かった
  • リーズナブルな価格を提示した
  • 一つのソリューションでコラボレーション、分析、シミュレーションなど多様な業務へ拡大可能
導入製品

手作業で行ってきた事業計画をシステム化

60年以上の長い歴史を持ち、東海道新幹線、東名高速道路、東京国際空港などに携わってきたP社様。近年では渋谷駅周辺の再開発プロジェクトや東日本大震災、フィリピン巨大台風災害などの復興支援なども行っています。今や建設総合コンサルタントというカテゴリーを超え、ビジネスフィールドを拡大していこうとしています。

その一環として、今まで手作業で行ってきた事業計画をシステム化することを決定しました。i-MATRIXシステムを導入する前は、事業計画策定を全部手作業で行っていました。P社様の場合、5階層に組織が分かれていて、ピラミッドのような形になり、第5階層が現場です。そして全国的に約400個以上の現場組織があります。1現場当たり予算内訳、人件費、要員計画など、3~4個のExcelファイルを作成します。

記入済みのファイルを4階層の組織にメールで報告し、4階層は複数の現場からのファイルを集計し、また3階層に転送します。このような作業を1階層に至るまで繰り返して行いました。だから修正項目がある場合、大変なことになってしまいました。何度もメールのやり取りをしなければならなかったからです。

そして最終レベルの集計が終わったファイルを用いて、役員報告用の複数の総括表を作成しなければいけませんでした。このような作業方法により、多くの工数をかけましたし、非効率的なコミュニケーションで、情報共有にもタイムラグが生じたのです。

やはり従来の手作業ではいけないと限界を感じていまして、システム化が必要だという結論にたどり着きましたが、どこから始めればいいのか、見当がつきませんでした。他のソリューションだと、現場の社員らが使用していたExcelレポートすべてをそのまま活かして開発することがとても難しくて、それがネックとなってしまい、なかなか導入に至らなかったです。

Before vs After

▲ 導入前後の業務フロー比較

i-MATRIXとの出会いで課題を解決

色々検討している中、BI MATRIXと展示会で出会いました。i-MATRIXであれば、今抱えている課題を解決できると考えたことが導入のきっかけとなりました。

まずは、やはり馴染みのあるExcelファイルをほぼ完璧に活かせることが導入の大きなポイントになりました。それで従来のレポートで実現していたExcelの計算式や関数も使えたので、短時間でレポートの開発ができました。

そして現場担当者がウェブでシステムを操作するとき、既存のExcelファイルに入力するのと同じ感覚でデータの入力を行った後、ただ保存ボタンをクリックするだけでデータベースにデータが登録されます。即ち、新規システムに適応するための特別な教育が要りません。ウェブ上なのに、Excelファイルを操作しているような、違和感の少ないシステムになりました。

それに加えて、将来的には予実データの一元管理ができることが前提でした。それのために構築時レポートを開発する前DBの設計と構築もお願いしました。そして経験が豊かなBIの専門要員が私たちの声を徹底的にヒアリングして、最適なデータ環境を構築してくれました。

入力したすべての値はデータベースに蓄積されるので、別途集計作業をする必要なく、高速で確実に自動集計できるようになりました。

その他、事業計画業務のための時間と手間の短縮と、業務の効率化を実現することも要件の一つでした。例えば、導入前には、ある組織の入力値を確認するためには該当組織が提出したExcelファイルを探さなければいけなかったが、今はウェブ上画面のコンボボックスで組織を選択するだけで入力値の確認ができるようになりました。

また、ネットがあればどこからでもセキュアにサーバへ接続することができるので、手元にExcelファイルがなくても計画作業が可能になったのも大きなメリットです。

最後に、ユーザの権限管理を事業計画業務を総括している業務推進部で行うことができることでした。会社の組織全体を、階層的にデータベース化した後、使い勝手のよいウェブ画面でそのデータが操作できるように開発したので、ユーザごとアクセス権限を設定したり、新規組織はできたりするときにとても便利です。

この要件をすべて満たしたのがi-MATRIXでした。

これからの展開

Excelシートの記入、転送、集計の手間に悪戦苦闘することがなくなりましたので、実務作業に専念できるようになって、効率は着実に上がってきました。

データの蓄積はこれからですが、3年後、5年後になると、蓄積されたデータをベースに様々な切り口で分析を行ったりできると思います。

また、開発方法を教えてもらい、蓄積されたデータを元に自ら新規レポートを開発することも想定しています。

i-MATRIXが大幅に業務改善できる有効なツールであることを認識しましたので、事業計画だけではなく、営業計画・実績管理、工程管理など、色んな場面でi-MATRIXと協力していけると思います。

ご利用の製品

P社(建設コンサルタント) 様

プロジェクト名
事業計画管理システム構築
範囲
DBの設計・構築、レポートの開発及びプロセスのシステム化
事業概要
60年以上の長い歴史を持ち、東海道新幹線、東名高速道路、東京国際空港などに携わってきて、近年では渋谷駅周辺の再開発プロジェクトや東日本大震災、フィリピン巨大台風災害などの復興支援なども行っている建設総合コンサルタント。
P社

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